現場DXサービス「KANNA」、通信制限がある環境でもアプリが使える 「オフライン機能」を6月26日より提供開始
建設業、不動産業、製造業など世界中のノンデスクワーク業界における現場の生産性アップ実現に取り組む株式会社アルダグラム(本社:東京都港区、代表取締役:長濱光、以下:アルダグラム)が提供する現場DXサービス「KANNA(カンナ)」は、本日6月26日よりネットワーク接続に制限がある環境でもKANNAのスマートフォンアプリが使える「オフライン機能」の提供を開始します。この機能により、地下や山間地、工場などのネットワーク環境を制限している場所、災害で通信障害が発生した際などオフラインの環境でも、KANNAの案件情報の閲覧やデジタル帳票への書き込みが可能となり、現場の業務効率化に貢献します。
開発背景
国土交通省は、2016年度から「ICTの全面的な活用」等の施策を建設現場に導入することによって建設現場の生産性向上を図る「i-Construction」を推進(※1)しています。今年4月には、建設現場での施工の自動化や省人化技術の導入に向けた対策をまとめた「i-Construction2.0」を策定(※2)しました。ICTの活用には、ネットワーク通信を必要とするサービスは少なくありません。
しかし、地下や山間部、厚いコンクリート壁があるビルや商業施設の建設現場など、ネットワーク接続に制限がある環境が多くあります。これまでのKANNAは、ネットワークの接続が必要であったため、このような環境では、スマートフォンアプリを利用することができませんでした。特に、デジタル帳票アプリ「KANNAレポート」は、現場で直接入力する場面が多いため、オフライン機能を提供することで、これまで以上に活用の場所が広がり、業務効率化が期待できます。
想定する活用場面
● 山間地や離島、地下や高所(例:配送電鉄塔工事、太陽光発電設備工事、風力機工事、トンネル工事)
● 分厚いコンクリート壁に囲まれた環境(オフィスビルや大型商業施設の建設現場、プラント工事)
● 電磁波の影響でネットワークが不安定な環境
● 通信機器の持ち込みを制限している環境(例:製造工場、倉庫)
● 災害で通信環境が停止してしまった場合
「オフライン機能」概要
今回の機能は、AndroidとiOSのいずれにも対応し、すでにKANNAを利用しているユーザー様は無料で機能を追加でき(※3)、新規利用の場合も申し込み不要で付帯されます。
今回提供する「オフライン機能」は、KANNA上にあらかじめダウンロードした案件情報を一覧表示でき、詳細情報の閲覧が可能になります。さらに、オンライン環境で事前に作成した帳票に対して、オフラインで入力・編集ができるようになります。今後、順次オフライン対応範囲を広げてまいります。
(※1)参照:国土交通省「i-Constructionの推進」https://www.mlit.go.jp/common/001149595.pdf
(※2)参照:国土交通省「i-Construction 2.0 ~建設現場のオートメーション化に向けて~」https://www.mlit.go.jp/tec/constplan/content/001738240.pdf
(※3)アプリを最新バージョンに更新していただく事で利用可能です
■現場DXサービス「KANNA」について
「KANNA(カンナ)」は、 建設業、不動産業、製造業など、世界中のノンデスクワーク業界における現場の生産性アップを実現する「現場DXサービス」です。事務作業や移動時間、コミュニケーションの手間をカンナのように削り、作業の生産性を最大化します。Appストアでのアプリ評価は「4.5点」(5点満点)。ITツールに不慣れな方にもシンプルで使いやすい設計が特徴です。現場DXサービス「KANNA」は、世界中の現場を支えるプロジェクト管理アプリ「KANNAプロジェクト」、ペーパーレス化を推進するデジタル帳票アプリ「KANNAレポート」の2つのサービスを展開しています。
【KANNAプロジェクト】https://lp.kanna4u.com/
【KANNAレポート】https://lp.kanna4u.com/report/