アルダグラム、生成AIの業務活用率100%を達成
80%以上の従業員がほぼ毎日利用し、16.5%の業務削減効果を見込む
現場DXサービス「KANNA(カンナ)」を提供する株式会社アルダグラム(本社:東京都港区、代表取締役:長濱光、以下:アルダグラム)は、生成AIの活用状況を把握するための社内調査を2025年6月に実施しました。
アルダグラムは、2025年2月に社内でのAI活用推進を行うプロジェクトチームを立ち上げ、全従業員が生成AIを使いこなす組織への変革を目指す取り組みを進めています。社内での生成AI活用状況を把握することを目的に、2025年6月に従業員を対象とした実態調査を実施。その結果、従業員の生成AI活用率が100%に達したことが明らかになりました。さらに、8割以上が「ほぼ毎日(週4〜5日以上)」利用しており、活用の習慣化が進んでいます。また、7割以上が「1日30分以上」の時間短縮を実感しており、16.5%の業務時間削減を見込んでいます。アルダグラムは今後も定期的に調査を行い、AI活用の浸透を強化してまいります。
調査概要
調査名:アルダグラム生成AI活用調査、実施期間:2025年6月2日〜5日、調査手法:Webアンケート、調査対象:アルダグラム従業員(東京本社およびタイ支社)、調査対象数:70名
調査サマリー
● 全従業員の生成AIの業務活用率100%を達成、8割超が「ほぼ毎日(週4〜5日以上)」利用
● ツール利用頻度トップは ChatGPT(95.7%) 、従業員の約半数がGemini と併用
● 95%超が生成AIの活用効果を実感
● 約73%が「1日30分以上の時間短縮」と回答し、16.5%の業務削減効果を見込む
生成AI活用率100%を達成、従業員の80%以上が「ほぼ毎日」利用
「月1回以上」利用している従業員は100%に達し、生成AIが全社的に業務ツールとして浸透していることが明らかになりました。利用頻度を詳細に見ると、全従業員の82.9%が「ほぼ毎日(週4~5日)」利用しており、活用の定着が進んでいます。なかでも開発部門と管理部門では利用頻度がさらに高く、回答者全員がほぼ毎日生成AIを業務で活用していることもわかりました。
「ChatGPT」利用率 95%、Gemini併用は約半数
生成AIツールの利用状況では「ChatGPT」が95.7%と突出しており、従業員の約半数が「Gemini」と併用しています。開発部門では「Devin」(83.3%)を筆頭に、「Claude」(66.7%)や「Cursor」(50%)など開発業務で有効なツールの活用が広がり、職種に応じた最適なツール選択が進んでいます。
業務用途別の活用傾向―情報収集が最多、翻訳も約半数
最も多かったのは「情報収集・検索」で9割超に達し、生成AIが日常的なリサーチ手段として根付いていることがわかりました。次いで「アイディアの壁打ち」「資料作成・添削」が高水準を示し、思考整理やドキュメント作成の効率化に広く活用されています。さらに、翻訳用途での活用も約半数にのぼり、多国籍の従業員で構成された当社ならではの傾向が表れました。
【具体的な活用例】
当社従業員の生成AI活用の具体例を一部ご紹介します。
セールス(東京本社)
日々の商談内容をAIで自動記録し、議事録作成の時間を短縮
「20分〜30分かかっていた作成時間が、5分程度の添削のみに短縮できた」
カスタマーサクセス(タイオフィス)
英日・日英翻訳をAIで一次翻訳し、作業時間を削減
「原文とAI翻訳を並べて確認するだけで済み、質も担保できるようになった」
エンジニア(東京本社)
テストコードを自動生成し、作成工数を大幅に削減
「バックエンドのテストコードを AI に全て書かせた結果、工数を大幅に削減できている。」
バックオフィス(東京本社)
社内問い合わせの自動回答を行うbotを構築し、問い合わせ対応時間を削減
「Notebook LMを活用して自動回答するチャットボットを作成し、対応時間が削減できた」
従業員の95%以上が生成AIの効果を実感、「業務効率化」と「質の向上」に貢献
生成AIの活用効果について、従業員の95.8%が何らかの業務改善を実感したことがわかりました。回答の78.6%は業務効率と成果物の質の双方で効果を感じており、生成AIが単なる時短ツールではなくアウトプットの質まで底上げしていることが裏づけられました。
70%以上が「1日30分以上短縮」、16.5%の業務削減効果
生成AIの活用により 72.9% の従業員が「1日30分以上」の時間短縮を報告し、全社の業務削減効果は16.5%に達しました。
株式会社アルダグラム 取締役COO 渥美翔吾のコメント
2025年2月に社内でのAI活用推進を行うプロジェクトチームを立ち上げ、AIツールの導入やAI活用のルール整備、社内でのナレッジ共有の仕組みなどを作ってきました。
その結果、100%の従業員が生成AIを活用し、95%以上の従業員が業務改善の効果を実感し、業務時間を16.5%削減するという大きな成果を出すことができました。エンジニアだけでなく、営業やバックオフィス、また海外拠点の従業員も日常的にAIを活用し、業務生産性を高めることができていることを誇らしく思います。
ミッションである「Unlock Your Value.」を実現するため、今後も更なるAI活用を推進し、社内での生産性向上とお客様への価値提供に繋げていきます。
総括
今回の調査では、AI活用推進から短期間で、生成AIが全従業員の日常業務に深く浸透し、実質的な時間創出と品質向上の両面で著しい成果を上げていることを示す結果となりました。利用頻度・効果いずれの指標でも9割前後の高水準を達成しており、生成AIが実務レベルで生産性向上に貢献していることが明確に示されています。
この結果を踏まえ、今後は全部門での活用を促進する施策を展開するとともに、AIツールへの戦略的投資を加速させてまいります。そして、この取り組みを通じて創出された成果を、お客様へのサービス価値向上へと還元していきます。
■アルダグラムの採用情報
■株式会社アルダグラムについて
テクノロジーの力で世界中のノンデスクワーク業界の生産性向上に取り組み、現場DXサービス「KANNA」を提供しています。2020年7月、プロジェクト管理アプリ「KANNAプロジェクト」をリリース。2022年5月に株式会社MonotaROと資本業務提携。2023年5月、パナソニック株式会社と資本提携を締結。「KANNA」は、国内外で50,000社が利用(2024年9月現在)。日本のみならず海外にも展開しており、タイ、ベトナム、インド、スペイン、メキシコなど世界70ヵ国以上(2024年2月現在)に展開。日本語版に加え、英語版・タイ語版・スペイン語版、ベトナム語の多言語対応をしています。また、2023年11月にはKANNAシリーズ第2弾としてデジタル帳票アプリ「KANNAレポート」の提供を開始。
【社名】株式会社アルダグラム
【所在地】東京都港区芝浦1丁目1-1 浜松町ビルディング11階
【海外拠点】タイ・バンコク
【代表者】長濱 光
【設立】2019年5月8日
【事業内容】ノンデスクワーク業界の生産性向上を実現するサービスの開発・提供
【URL】(日本語・英語・タイ語)https://aldagram.com/